深い嘘にうなされ 浅い夢から醒める 忘れたい事ばかり 頭の中を回る かじかんだ指先で 綴る君への手紙 大人のふりをして 自分をかくしながら 愛して嫌われて 人の愛わからない 傷つけるだけの恋ばかり つらい別れを またくり返し 憧れを少しずつ 諦めに変える 心の片隅に 想いは凍りつき 言葉にはならない 誰か溶かしてくれ 形ある倖せ 音のない倖せ 欲しかった倖せ すべて消えてゆくよ 明日の朝になったら 僕は北へと旅立つ 二度と呼ぶことのない 名前をつぶやいてみる 君の名残りあるもの 焚火の中に捨てる 立ちこめる煙の中 過去が灰になってゆく 愛して求め合い 二人きり過ごした日 与えあうことはなかったよ まるで安物の指環のようにねじれて めぐりめぐった愛の終り