辿る 道すがら 目は透き通って 少し 高いところから 街を望む あぁ 雨の匂いが近くて うしろ振り返る いつかの景色と 重なって滲む 繋がる岐路に 積もった花びら 回る回る環の中で 繰り返し息を吸った 巡り来る季節風 たなびいて 続く色の連続は また還る 星の満ち欠け 瞬いた間に そっと 思い出す ららら… 庭に咲く赤い花 解けた雪を抱いて 鳥が歌う讃美歌は ダイヤを落とす また始まった日に 覚えたての言葉 回る回る環の中で 繰り返し息を吸った 巡りくる季節風 たなびいて 回り回す人生を 繰り返し書き綴って 瞬いた間に そっと 思い出す