大きく吸い込んだ 色付いた空気を 掌の花びら見つめ 握り締めた 履き慣れていない靴で ペダルを踏みながら 新しい景色を眺め なんとなく探してた 今日くらいは 信じていいかな 自分に言い聞かせて あぁ 君に会いたい季節だ 運んでくれ 僕の淡い芽生えを ひとひらの花びらに 全て 全て 託して あぁ 君を見つけた奇跡だ きっとこれは 春の魔法のせいだ ひとすじの恋心 全て 奪って 儚く揺れてる君の 透き通った瞳が 僕の隠しきれない心を 見抜くようで ぎこちない足取りで 校門をくぐり抜け いつもと同じ時間 また今日も探してた 明日くらいは 頼っていいかな 自分に言い聞かせて あぁ 君に惹かれた季節だ 拾ってくれ 僕の脆い勇気を ひとつぶの朝露に 全て 全て 流して あぁ 君が笑えば奇跡だ きっとこれは 春の魔法のせいだ ひとことの呪文で 全て 攫って 歩き出す背中 三つ目の曲がり角まで 追い越せないでいる 昨日を踏み越えて 胸の鼓動を抑えて 春風に乗って君へ走れ さぁ 次第に浮かんだ軌跡に そっと染めて 春色の恋模様 ひとつだけの答えを 強く 強く 胸に あぁ 春の魔法よ、ねぇどうか 繋いでくれ 僕と君の心 ひとひらの花びら 君へ 飛んで