融かしたはずの淋しさが 淡く、淡く残った夜だった 夢なんて無い私にとっては 眩しすぎて目を逸らすことばっかだ 声が煩い夜だった どうでもいいんだ 興味もないんだ 世界の今日も あなたの明日も 当て嵌めないで 押し付けないで 私を私から 剥がさないで 「冷たい人だね」って 「つまらない人生だ」って 「頑張ってみなよ」って 言われたって刺さらないよ 都合よく他人を 不幸にしないで その幸せと私のは そう 違うから その目に映る姿は 別の、別の生き物みたい? けどね 私も何かに悩んだり たまに笑ったり イラついたりしているよ 話すほどの事じゃないけど 解らないんだ どこか違うんだ 嫌いじゃないし 否定もしないけど ただ少しね 別の世界の話みたいに 聞こてしまうんだ 「可哀想だね」って 「良い子なのにね」って 「それじゃダメだよ」って 言われたって変わらないよ たまに悩んで たまに笑って それでも結構 幸せだった それじゃダメかな? どうでもいいんだ 興味もないんだ 明日世界が 終わるとしたって 変わらず今日を 過ごすだろうな 私は私を 離さぬように ごめんねきっと 興味もないね 私の今日の 淋しさなんて ただなんとなく聞いて欲しくて 喋りすぎてしまったみたいだ