夢を見たような 最初から知っていたような孤独 ぽっかり空いた快晴が そっと私を待っている 君がはじまりだった 君が居なきゃ さよならなんて無かった 縋る弱さを知った 知ってしまえたよ 「あとどれくらい」 彷徨いを綴る 物語が私を急かしている 報われない後書きは嫌だ 怖くて 愛しい わたし、伝えなくちゃ 伝えなくちゃ どんな言葉で? 君に出会えた日を、 世界を呪った日を 今も思い出すよ 苦しい、苦しいのは 君のせいだ どうか見ていて いつか寂しくなる それでも笑い合える 祈るような旅を まるで透明な砂時計 誰の目にも映らず さらさらと伝ってゆく 君も私も 「あとどれくらい」 分からないよ だけど昨日より進んじゃったね 分からずじまいの さよならは嫌だ まだ聞こえますか わたし、応えなくちゃ 応えなくちゃ どんな姿で? 君の頬を撫でる 風がすり抜ける ここに居る 居るよね? 夢を見たような 最初から知っていたような ぽっかり空いた後書きを綴るよ 独りで、ふたりで 君に、伝えなくちゃ 伝えなくちゃ また会おうね。 君に出会えた日を、 世界を呪った日を 今解き明かすよ わたし、伝えなくちゃ 伝えなくちゃ 一滴の雨 愛しい頬を伝う 透明な一粒 どうか素敵な旅を 快晴 物語よ往け、往け! ーーーー