10leaves

歌詞

季節外れの夕立が すべて奪い去りゆきそうで だけどもう空っぽだから 失うものなんて何もないんだ 忘れかけてた感傷が蘇ったとき 誰かが呼んでいるようで 無力なのは分かっているから 目をそらす事しか出来ないのだろう 歩き疲れて立ち止まっても 誰も待ってくれなくて ここにいればまた出会えるのではと 振り返ってしまう 雲を覆い隠す紅葉の 隙間から覗く世界 未来に出会える天使が どこかにいるのではないか 思い募り空へ舞って 溶けては限りなくゼロになっても 微力でも役に立てるなら 存在し続けていたい 姿形が違っても 会いに来てくれるのならば 散り落して　裸になっても 根は強くここで待っています ずっといつまでも 10年前と重ね合わせて 同じ場所で目を閉じる あの頃より今の私は 美しくなれていますか？ 夏の終わりにもしも私に 生きろと願ったならば 枯れ果てても　秋の紅葉となり 色づいていたい 短く儚い季節でも　懸命に染まって 心の中に刻み込めたなら 覚えていて いずれ冬を迎えても あなたが冷えないように 私は木の葉の毛布となり ずっと包んでいます