ため息を浮かべれば 傷もない想い出に変わってく 磨きあげたくせに わがままに唾を吐きかけた 続かない言葉 脆い手の内 打算にまみれてしまうんだ でもどうすればいいのかな 答えはみつからない 冷たいその指に触れたい 星影の下で君に逢えたら 約束なんてしないのに 扉や窓の向こうから 吹き込む風のように ああ 少し寂しくなってしまうかな 黙り込むたびに 静かに流れる夜に沿う つなぎとめるけれど 怖いくらい暗い暗い 闇抜けて 見えない続きが知りたくて 鍵をさしこめば 君に逢えるような気がするんです 冷たいその指に触れたら いくつもの帰り道を照らす 道標になるのに