命なんてくれてやるさ 楽になりたいんだ 走馬灯の中で 君に逢えたらいいなあ 埃かぶった6弦と耳鳴りのする部屋 僕に才能があれば 肥大してゆく不安 どうかこんな偽物は 淘汰されるべきだと 毎夜毎夜願っても 皮肉みたいに明くる日 僕だけ 僕だけが 失敗作みたいで 大丈夫 まだ大丈夫さ 言い聞かせてみる 純粋無垢な優しさが僕の瞳には 神様の悪戯で歪んで見えるらしい 何もないと知った夜 絶望の果てに やがて答えに気づくだろう 「何もない」がある 散々泣いて喚いては 傷口を撫でる塩水が 時に儚く美しく 痛みを彩る 明日になればきっと 強くなれるから 今だけ ただ今だけは 側にいてほしい 側にいてほしい 僕だけ 僕だけが 失敗作みたいで 大丈夫 まだ大丈夫さ 言い聞かせてる 世界で 世界中で 忌み嫌われても 君だけのヒーローに 僕はなりたかったんだ 夜に乗っかって 最果てまで逃避行 大人になったって たまに遠足なんてのもいい 歩き疲れたら 3年分くらい寝て 500円限りのおやつでも つまんでいよう