歌詞
いつもどおり男は 人気の少ない店を選び 窓際の席に座って 静かに雑誌のページをめくる なぜかついてない男は 閉店まぎわに雨が降る 男はいつも傘がない 窓の曇りに気も滅入る 大げさな言葉と悲しすぎる音楽が 夜に生きるもの全てを どこかへ連れ出してくれるような ゆっくりとただ夜は過ぎて ばかげた冗談を交わしながら 高ぶる気持ちを鎮めるように テーブルの料理は冷めていく いつも時間どおり男は 人気の少ない道を選び 何度も後ろを振り返り 肩をすくめて歩き出す 大げさな言葉と悲しすぎる音楽が 夜に生きるもの全てを どこかへと連れ出してしまうような ゆっくりとただ夜は過ぎて 悪い冗談を囁きながら 高ぶる気持ちを鎮めるように テーブルの空気は冷めていく やがて静かに男は コートを羽織り席を立つ 登り始める朝日に 男の姿はにじんでいく
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