いつか夢見てた自分と今は少し違う あきれるほど広い世界の中で肩をぶ つけ合う人達 どこか気が進まないのに僕はここで 待ってる 帰り道を急ぐ子供のように靴紐を結 んだ 古いアルバムの中で笑うクラスメイ ト 僕は急に怖くなる この唄も過ぎて行くと気づく どこまでも続く人の列が 崩れかけた古い橋を渡る 君へと運ぶ風に乗せて 僕はなぜか人の住む場所へ急ぐ そんな場所へ 僕が人を傷つけたり あるいは憎んだ時 君はいつも顔色ひとつ変えず まるでそれを楽しむように 何も語らずに見ていた 僕は耳をすます 雨上がりのこの街に少しずつ声が聞 こえてきた 混み合う最終電車の窓に映る僕は 次の駅もわからない この唄も僕じゃないと気づく どこまでも続く人の列が 向こうの見えない長い坂を登る 君へと運ぶ風に乗せて 僕はなぜか人の居る場所へ急ぐ どこまでも続く人の中に 暮らしてる僕も君も彼女も彼もすべ てが 果てしなく続く音楽に乗せて 僕はなぜか人の住む場所へ急ぐ そんな場所へ