カーテンは開けたまま 面影のある変わらない町並みは ここにはなくて 止めどなく流れ出す頬は濡れたまま 顔色は変わらずに遠くを見てる はにかんだ笑顔の裏 目が滲むよ 言葉にならないほどの孤独を耐えて 暗闇よ 知らない街を 今夜は優しく包んで 消えかける焚き木に映した 懐かしい未来の中へ 沈黙が続いてる会話の途中 思い出した人々は今はどこに 誰にも話したくない祈りのような かけがえない悲しみをどうか伝えて 人はみな 知らない明日を 誰かの声 頼りにして 色あせた道無き道に やわらかな光 灯して 暗闇よ 知らない街を 今夜は優しく包んで 忘れない 忘れられないあの人の影 また追いかけて 懐かしい未来の中へ