春夢

歌詞

塞いだ心をこじ開けた頃には 別れの季節は疾うに去ってもう 嫌になる 途方に暮れ 怠惰 悴む指にため息を零す朝 コートの中に冷め切った懐炉も 嫌になる 家に帰ろうか 今日も言い訳を 吐いて立ち止まる 朝日が昇る 今日も朝日は昇る 憧れた夢なんてものは 諦めらめたはずだった 嫌いになれないままずっと 「大好き」だったんだ いつからかこの日々の終わりを 願ってしまってたんだ でも僕は ただ僕は 愛そうとした 久々に帰った町は変わってた 記憶のカケラのどこを探しても 無いな 時は進むみたいだ いつも遊んでた錆びたブランコも 秘密基地のあの場所も今はもう 無いな 帰る場所も無いや 何も考えず 一人歩み出す 夕陽が落ちる 今日という日が終わってゆく 諦めた夢なんてものは ビリビリに破いたんだ 捨てられないままずっと ポケットにしまってたんだ いつからかこの日々の終わりを 願ってしまってたんだ でも僕は まだ僕は 手放せないでいる 守りたいものも 守れない逃げたい時も 愛した人も愛せない消えたい夜も 頑張りが 伝わらなかったあの日の努力も 何の意味があったんだろう 叶わない夢なんてものは 諦めらめたはずだった 自分を守るためにずっと嘘をつき 笑ってたんだ いつからかこの人生の終わりを 願ってしまってたんだ でもいつか きっと僕らには 春が来る