"これで何度目の春でしょう" 一々数えるのが君なんです 吐いた言葉は少し温かく 心は染まる ゆっくりと、深く 遠回りするように歩いてたら だんだん君を好きになっていた 見ている景色は同じはずなのに 忘れたくない大事な日々になった 桜舞う、そんな季節に 人知れず咲くスミレを眺める 君がいた みんなが愛する僕にはなれずとも 君に愛される花になれたらな "これが最後の春になるのなら どんな喧騒も気にならないでしょ" いずれは失うことを知っている 君の言葉は、強く、深く、響いた 桜舞う、そんな季節に 人知れず咲くスミレを眺める 君がいた みんなが愛する僕にはなれずとも 君に愛される花になれたらな 君の好きな花を僕も好きになって 君の放つ言葉が僕の口癖になって 「いつか僕らの墓にスミレの花が 咲く」 そんな最期を迎えればいいな