揺れ動く雲の隙間から もれる月の蒼光(あおびかり) 揺れ動く俺の心の底を 見透かすように照らす 暗がりで覗き見るように 顔を出す不安な想い 掻き消して 今の心の中を 振り切るように走る 秋の凪とは似つかわしくない 心のざわめきをどうしたらいい? 遠くかすかに俺を見守る孤月よ おまえならこの気持ちを 分かってくれるかい? 遠くか細く光放つ孤月よ どうか行く道をこのまま照らし 続けてほしい 頭から離れないあの時の 二人の情景 ざわめきで満たされる心を 何かで打ち砕きたい どこまでも離れない心の奥の かすかな焦燥 満たされる前に振り切って 何かで開いた穴を塞ぐ 秋の風が身体を冷やしていく 熱が冷めいつか行く道を見つけたい 遠くかすかに俺を見守る孤月よ おまえならこの気持ちを 分かってくれるかい? 遠くか細く光放つ孤月よ どうか行く道をこのまま照らし 続けてほしい