あとどれほど進んだら この景色は変わるんだろう 塗り潰すように一日を 走り切った身体を抱き締めて眠る 今更なんて そんな弱音が強く 響くようになってきた でもそれは本音じゃない 切なさに追いつかれないように 走り続けたこの足で もう一度立ち上がり 迎えにいきたいよ 鼓動を打ち鳴らしながら 優しい世界へ この目で見るまでは さよならは預けておこう 誰かの決めた枠組みを 一歩越えるのも恐れて でも何もせずに待っていられるほど 強さも持ち合わせてない その気になれば こんな僕でもなんて そんな 風に言い 聞かすこともなくなったけど 手放したものが眩しいのは たしかに愛してたから ありがとう だけどもっと優しさに出会うため 曇ったレンズ取り払って 心の瞳に 焼き付ける ありふれて幸せな泣き笑いの日々を 半端な月が 満足気に浮かぶ そこから見下ろす 僕らの瞳もまるで星空であれたら 手放したものが眩しいのは たしかに愛してたから ありがとう だけどもっと優しさに出会うため 切なさに追いつかれないように 走り続けたこの足で もう一度立ち上がり 迎えにいきたいよ 鼓動を打ち鳴らしながら 優しい世界へ この目で見るまでは さよならは預けておこう