まだ少し気分が悪い きっと昨日飲み過ぎたせい シートを倒す微かに見える 窓の外夕日は赤い色 16号車が乗せてたのは そんな僕と数人の人 携帯見て泣く女の子と 気持ち良さげに眠るおじさん 旅立ちその反対側帰る 誰かの待つ家へと 特別では無いけど 今日も走る僕を乗せて今日も走る 景色は変わり遠くには 家の明かりがやさしく光る 時計を見る20時過ぎ どこまでが目的地なんだろう 16号車が乗せてたのは 明日の希望かまたその逆か 電話に謝る男と 中々寝ない子に手を焼くお母さん 旅立ちその反対側帰る 誰も待ってなくても 特別では無いけど 今日も走る何も話さないけど 今日も走る 16号車に乗ってたのは そんな僕と数人の人 寄り添って眠る若い二人と その50年後のような夫婦 旅立ちその向こう側に帰る 幸せがあると良いな 特別では無いけど 今日も走る僕を乗せて 僕も帰る待つ人の所へ 旅立ちの歌がなる