お前だけのために歌う お前だけのために歌う 誰かのためにではないさ お前だけのために歌う わけがあるか みんなの歌だ あたしだけのために歌って あたしだけのために歌って 誰かのためなんかじゃイヤさ あたしだけのために歌って くれるものか みんなの歌ね あたしだけのために歌えば アイダホでもスマホでも大ヒット 紅白歌合戦にも出れる お前だけのために歌う わけがあるか みんなの歌だ お前だけのために あたしだけのために お前だけのために あたしだけのために お前 お前 あたし あたし お前 お前 あたし あたし 今までどれだけの歌を 歌ってきたろうか だが、一度たりとて ただ一人のために 歌ったことは無かった みんなの歌だ、 みんなの歌だからだ 歌は総ての人のためにある 幻想の祝祭を共有するため それは言わばイケニエなのだ だから、自分のためだけに 歌ってもらえるなんてのは 冒とくでありゴーマンだ! 歌を独占しようなんて 断じて思うべきではない それを独占することは、 すなわちこの宇宙を 一人じめすることだ 鬼となることだ 人が鬼になるには、 ちょっと荷が重いねぇ やがて身をもち崩し 結局、獣となる、しかも、 それは一つ目の山羊だ! それでも、私だけのために 歌ってくれと言うのなら 今夜は、お前の脳髄に 直で歌ってやるぜ いけるのか? いけるのかと問うならば お前だ! お前だ! お前だお前だお前だお前だあっ! 今夜、宇宙で一番欲しがりさんの お前だけのために歌ってやるぜ! お前だけのために歌う お前だけのために歌う 誰かのためにではないぜ お前だけのために歌う それがつまり みんなの歌だ お前だけのために あたしだけのために お前だけのために あたしだけのために お前 お前 あたし あたし お前 あたし お前 あたし お前 あたし お前 あたし