目が覚めたなら ふたつに戻るだけ もう少しだけ夢のままで 雨の日 ビニール傘の水滴 隠して涙 染まってしまえ 罪の色に 代わりに泣いてあげるから この世に生まれたかった誰かの 破り捨てたラブレター この世を生きられない君の 廻る廻る苦しみを 廻る廻るいつかの 痛みを抱き締めた 君の地獄を 侵した禁忌は誰が為の物 君を守るためなら また声を枯らすの 目が覚めたなら 君はもういない 夜の底に置き去りのわたし 雨の日 ビニール傘の水滴 隠して涙 染まってしまえ 罰を映して 廻る廻る苦しみを 廻る廻るいつかの 痛みを抱き締めた 君の地獄を 愛した禁忌は永遠に降り注ぐ 君を守るためだけに また声を枯らすの 日々の隙間に堕ちていった わたしも綺麗に生きられるだろうか あの人みたいに あの子みたいに 綺麗に泣けるかな