見渡せば広がる 海原を越えていく 鳥の群れに混ざれたらいい なんて 声高く鳴いて 大義の下に 踏みにじられていく 乾いたあの目を 忘れないから ささやかな日々を 紡いでいくのさえ叶わず 僕はなすすべがないまま ここで 目を背けたら 見えなくなるけれど それでいいのって もう一人が言う 苦しみ続ける君の背に 翼が生えたら 痛みを消してくれたら 君が生きてゆくこと 自由に歌うこと 思うことを 阻まれないように できることをするから 鳥たちのさえずりが 響き渡るうちに 夜が明ける時まで羽を集める 美しい色の