Track byAsami Tono
風とまわる 花の匂いが変わっていく 頂に立ち羽ばたいている 暖かな日 煙る空をかけめぐる 降り積もる悲しみも 誰も知らない胸の内も明かして ささやかな巣目指して帰ろう 昨日は残したまま 朝が焼ける 街は起きていく どこかに忘れられた絵画みたいに 心細さは晴れないけど 舞い上がるひとり 声のある限り歌う 雨粒がひとつ 燕尾服はおり只の日々を 無二の日々をゆく 擦り切れた思いの束も 涙に明けた夜も 運んだ宝石はひとつもないけれど それでも迷いつつ 笑いつつ