はみ出した人のためのどかどかとした奇想曲

歌詞

思った様には いかんね 引力がいつもより強い 「劣ったままでいたいね」 けらけらと君は笑う 得体の知れぬ 憂鬱が 知らず知らず 実を着けていく 此処ではない 何処かに行って 「此処でもなかった」と 言い張るんだ 痛々しい青色は とうに遠く その背を見るだけで、嫌になるな 思っていたより 時間は 速く過ぎてしまうよな 不安なままの明日なら 要らないと 思えてしまう 取り繕うような毎日を 敢えて「地獄」と呼んでみたんだ 揺れては 考える 自意識と光の違い 空想の終わり 少しだけ見えてきた 寒色系の細い線 君の声 思い込んでいたい 夢々しい日の終わりを 迷い込んでいたんだろう きっと 通り過ぎてしまうことが怖くてさ 記憶に寄り掛かっているだけ 終わった日常じゃなくて 堕落した様を見つめて 甘ったるい過去を殺して 今はただ、息をして 捻くれたこの命に 見合うような幸福を 探すものではなく 悲しさで作るものらしい でっかい音で誤魔化すよ あなたの心を打つために 虚しいままで踊ろうよ 星のゆくえを、君と見ていたい。