目が覚めた朝に 消し忘れたテレビ 体の痛みが告げる 夜の終わり 夢の中で 夢を追いかけて 麻痺した感情をシャワーで流す 鼻をよぎる雨の匂い ベランダになびく夢とシャツ 足跡のないぬかるみを行く どこだって同じ場所はないから 愛と夢と切なさは赤 太陽が瞳に染みる どこか足早に 駅へ向かう人 疲れている顔が 水溜りに映る どの道もいつだって 追い求めるだろう 背伸びした視界 大した差ないね すがすがしい雨の匂い 昼になれば少し乾くかな 先の見えない不確かな時代 どこまでも続くものはないから 愛と夢と切なさを抱き 何かを返していけたら 胸を占める 人の温もり 太陽を浴びる 小さな背中 誰もがみな 一人であって一人じゃないから 足跡のないぬかるみを行く どこだって同じ場所はないから 愛と夢と切なさを抱き 何かを返していけたら