忍冬 君の長い髪が 僕の指に巻き付いて 最後の夜にもう 気づいているね このまま二人いると たがいに傷が深くなる そう言ったのは 君だったじゃないか こんな時にまで悲しい 嘘をついて僕に抱かれる君は ぬくもりを求める子犬 怯えてすべてを許すジェラシー グラスを傾けながら こぼれ落ちる思い出を 両手でそっとすくい 唇噛んだ まるで今日の君は 知らない町で振り向いた 少女のようにやさしい 瞳をしてる あれほどいつも望んでた 自由という名の退屈を君は 手に入れたのになぜそんな 顔して全てを閉じるジェラシー こんな時にまで悲しい 嘘をついて僕に抱かれる君は 温もりを求める子犬 怯えてすべてを閉じるジェラシー