長い冬を越え北風浴びて 待ち侘びた咲き誇る時を感じる どんな場所で咲くか胸躍らせて いざ一花咲かせようと芽吹いていく 雨風に晒され降りかかる現実 誰もが同じように蕾なのに 気がつけばまたひとつ無意識の隨に 重いため息ついてた 春風舞う時の中で 優しさなんてもう期待せずに 無情の中ではみ出す事を恐れて 造花のように笑う僕がいる 無理に笑ったり群れて歩いたり 開花した友を見て焦る中で 薄く染められた思い出よりも 僕のままで 胸を張って生きていたいから 春風舞う時の中で 優しさなんてもう期待せずに 無情に生きる覚悟を決めた頃から この心の臓が動き始める 花びらが舞う 舞う 目の前にひとつひらり 誰もが見て呉れを気にもせずに 気がつけばまたひとつ歪な形さえ “ボクだ”なんて掴み始めてた 春風舞う時の中で 優しさなんてもう期待せずに 無情の中で掴んだ己の色よ この心の臓が動き辞めるまで 僕らはずっと今を生きていく