小さくて消えそうな 幼い思い出の中には いつも君がいて 魔法をかけてくれた 触れたくて 届かない あの雲に憧れて せのびをするみたいにまた 髪は伸びていくけど 「全ての正しさに触れてたら 心もパンクしちゃうから」 かかとの潰れたスニーカーが ガラスの靴みたいだね 花束みたいに抱えて いつかは空に放つ記憶 そのひとつずつを数えて 秋の散歩道を歩いた いつも優しくいたかった それでも時には傷つけた いくつもの弱さをこえて いま綿毛のように旅立つ 空だって飛べたんだ あの頃の僕たちは 今では地につかないまま もがく足を引きずる それでも明日には変わることが ひとつふたつあるように 少しずつでも歩いていけるようにと 魔法をかけた 秋の風に撫でられたら ストロボみたいに瞬いて 夕焼けみたいなオレンジ それは完璧ではないけど いつからここにいたのだろう いつまでここにいるのだろう? すべての夜をこえたとき この両手が翅に変わるよう それでも日々は続いていく 些細な傷を庇いながら わからないことも不安もあるけど 生きていこう My Friend 花束みたいに抱えた すべての言葉が輝いて 夢じゃないよ 君に会えた それだけで生きていけるから 僕らまだ道の途中でも