夕べ雨が降って 道がぬかるんでいるらしい 裸足のまま一回 踏みつけたいよ 水たまり でこぼこのランウェイ 真っすぐな迷路をさまよって ほら見失わないように 君の足取り 追いかけて ぼんやりな空の手前で そう僕らの桃源郷は かすかな光を放ってた 前のめりな大人たちが 愛を込めた銃を向けた 明日からの声が届いた 夕べ雨が降って まだ降り続いてずぶ濡れ 傘もささず走れ そのままで ぼんやりな空の手前で そう僕らの桃源郷は 夕闇の向こうに溶けていった 悪ふざけな小人たちへ 安全なルートを示して 明日への扉を閉ざした 声にすればちょっと贅沢な 夢見るのもきっと自由だ 空はどこまでも広がって 悪ふざけな小人たちは 遠回りも辞さないさ 泥だらけの靴で走った