Track by曽我部恵一
夏になればぜんぶ忘れてしまうから レモン色のランデヴーしようぜ 白い花びらと 錆びついた機関車 きみとぼくは笑った 馬鹿みたいに笑った 夏になれば癒える 傷をたくさんつけて 少年と少女が出てくる映画を 観ようぜ 太陽と 鐘の音と 夕立ちの唄を聴き ただ、黒いアゲハ蝶を追っかける きみがこぼした雨のしずくを蒐めて 青い海をつくる 夕暮れに鳥たちが踊る理由を 世界のだれも知らないのさ