花びらは宙を舞って あなたの髪 止まった 全部溢れそうになった あなたを連れ去る 列車が行くまで 仕舞っておく筈だったのに 許されるのなら まるで子供のように 行かないでと 泣いてしまいたいよ 春色に染まった横顔も 言わずとも知れたさよならも 季節が過ぎたら 痛くもなくなるんだろうか いつか憧れたあの街が あなたを汚しませんようにと 願う様に見つめていた まだ冷えるホームは 二人だけのもの 触れないくらいの距離は まだ縮まらないまま いつかが来ない事は知ってるから 綺麗な思い出のままで 素直になれるなら もういっそ手を取って あなたをこのまま 離さないのに 二人の季節をまた巻き戻して もう二度と離れないように そんなワガママ あなたは嫌がるだろうな いつか笑って話せるかな 本当は側に居たかった事 あなたをずっと好きだった事 春色に染まった横顔も 言わずとも知れたさよならも 季節が過ぎても ずっと覚えているから いつか憧れたあの街が あなたを汚しませんようにと 願う様に 祈る様に 手を振った