憧れの日常は いつの間にか消え去って 押し込められた電車にも慣れ始めて た 「本当の幸せって何だろう」って呟 いた なんて考えてたらあくびが出た 正解なんてない ただ昨日より少し 臆病な自分を信じたいだけ 一瞬すぎて言えずにいたこと あの頃に嘘をついた コタエアワセ 何百回でも迷ってきたんだよ 誰かがそう決めつけた そんな教科書なんていらない 人の波にさらわれて見失うレールの 場所 行き先を示した地図も忘れちゃった けど 子供のころ夢見た景色は 窓越しでも色あせない 今度こそは 際限ないほど手繰り寄せたもの すくみきったその足の 言い訳だろう 何千回でももがき続けたら 振り返ったその声は もう一度だけなんて言わない ほらまた一つ一つ止まれないこの速 度が 幼い強がりを追い越す とめどなく今溢れた 一瞬すぎて 言えずにいたこと あの頃に嘘をついた コタエアワセ 何万回でも迷ってきたんだよ 誰かがそう決めつけた そんな教科書なんていらない