伝えたいことの大半は丸めて鞄に詰 めた 暗い空の電車に乗り込む 弧を描く地平線から覗いた夜明けが 歪んで見えた 滲む顔を伏せた 誰かのものなんて 興味もないのに なんで あなたのことだと変わってしまうん だろう 叶わないなら願わせないで 夢見がちでさ 期待しちゃうから 手の届かない星のように 遠くで光っていて 忘れられない理由じゃなくて 忘れ去りたい理由を探す こびりついて もう離れない あなたの瞳の中 誰かよりもお先に 入り込めれば 未来は変わったかな なんてそんな自信がある訳なんかな くてさ あくまで仮定の話ですから どんな言葉なら 嫌いになれるかな 何度も何度も 言ってくれたらな なんて 願わないから叶えないで 大嫌いになんか なれなくて 手の届きそうな距離でよくて 何度も苦しめて 叶えられない願い飲み込んで 夢見がちでも 期待しないから 手の届かない星のように そのまま照らしていて 忘れられたい訳がなくて 繋ぎ止めたい理由を探す 心の声なんて 届かないもんね 知らずにあなたは ほら笑う