やがて雲間に 覗いた灯 一縷の望み 残し溶け込んだ 月を読んでは その時を待ち 静寂に滲む涙 小夜時雨 恋心に 綿色をかけ いろは教える唇 ゆらり紅さす いとけなさを 秘めて 偲ぶ宿った 願い 螺旋を描き紡いでく 霞立つ青に焦がれし 貴方の姿 潜めゆく 暁よ 愛しき慕情 泡沫の時世 貫き 迷うことなど何もない その手を辿れるのならば 幾度 巡り 生まれ変わる 幾度 巡り 生まれ変わる 或いは、照らし 或いは、翳り 重なる答え 息づく羅針盤 風を読んでは その先へ待つ 君が為 花笑みよ誘って 一つ二つじゃ繕えない 絡まりあった宿命を 父の背中に語りかけた 決して 解かぬ 全て賭けて 風花あやし紡いでく 月淡き 赤に焦がれし 貴方の声が導いた 今ここは 還るべき道 螺旋を描き紡いでく 霞立つ青に焦がれし 貴方の姿 潜めゆく 暁よ 愛しき慕情 泡沫の時世 貫き 迷うことなど何もない その手を辿れるのならば 幾度 巡り 生まれ変わる 眠らぬ炎 旅の果て 幾度 巡り生まれ変わる 幾度 巡り生まれ変わる