風の香り最初の下らないもの 今じゃどうにもできない あの日のこと 信じるには脆すぎる 君は忘れたでしょう 失くならない声と言葉 今返したいけど 窓の傍に腰かけて眺める青は遠く 触れられないものを抱きしめてる 薄紅色 右目 頬に左手 灰の記憶 胸の中で踊るの 雨の香り今になってわかること 待つしかないこと待てども 変わらないこと 虚しさも喜びも 僕だけのものになるでしょう 時間と距離 離れた分 取り戻したいけど 窓の傍に腰かけて眺める青は遠く 触れられないものを抱きしめてる 窓に触れた花ひとつ 指先を重ねて 手のひらふたつ分だけ受け止めてる