Track byヒメウズ
あの鳥の群れの中心は 自由に見えて窮屈そうだ 町は燃え尽きて人々は去った ベンチ 苦手な手のひらの温度 ありふれた日々の風景も 馴染むこの頃に馳せる先よ 水田に反射する茜は懐かしく きらきら眩しく家路は遠い 夕焼けが闇に追い込まれて 町に灯る灯りが寂しげに 優しく照らす あのきらめきにもう一度会いたいな あのきらめきをまだ探している 私ひとりだけの世界では 何ひとつ描けないな 閑寂と2人きりになって 焦ることなく今日が 終わっていく焦燥 東の空に別れを告げ 重い足取りもリズムを刻む 君のように