真っ青な空から 見下ろした路地裏に転がる 傷んだ果実に僕の羽を ひとつあげよう でも 胸を裂くような記憶を重ねて 乾涸びた涙に触れられない 闇に背を向けて夢に溺れていく 身体は震えている 夜だ 真っ暗な夜なら 全てを隠してしまうのに 明かりは灯るから 弱さに項垂れている 与えられる怖さと あなたが隠しているものを 比べればわかること 欲しいものを選んでいるだけ ここを抜けたなら カラスのテリトリー 新しいニュース 上書きの秘密 あなたと目を逸らし僕はどこへ行く 明日も覗いている 青だ I pretend not to know the pupil 怒りが湧いても悲しみを抱いても 笑うようになっても 消えない 隣で息を吸って吐くだけでは 優しさにはなれない その瞳にとっては