尻切れトンボの歌が聴こえる 隣でねてたあいつは とうに風を掴みに出かけたかな 夢をかなえたものだけが また絶望を知るのかと 夢の手前でそれさえも 夢に見てあいつの声を待つ 俺は埋もれて終わる気はないぜ 地上がどんなか知らぬけれど 袖は捲ったくらいがちょうどいい 後づけの正しさ土のうえ ぶっ刺してくるからよ ああ そろそろをそろそろと そろわぬ何かで待ち続け どこまで描いてここへ来た 思いがけずこの時を生き 揃いかけのパズルを壊さんと 戻りあえば合わせる顔も 次第に失い失い続け 俺は埋もれて終わる気はないぜ 誰しもそうだろう 消せぬ炎を ああ ぐらぐら燃やし続けては 下から突き抜ける時を睨み 土の中でも消えぬこの炎 嬉しいか悲しいか どちらなのか 俺を突き動かしてとめどない なれば行こう ただ消えるまで 地面を裂き 顔を出せ