力づくでも立ち上がる 握り拳解くものか 酸欠の足取り 笑いたくば笑え 過去に縋る臆病者たちよ 明日を見る目に嘲りはない 落とした影と背比べ 置き去りにして発つのでしょう そうでなければ そうあらなければ はぐれ鳥の行く末を 浅はかにも決めつけて 己の道の行く末を 知らずのうちに決めつけた 右に左に揺れるたび 律儀に鈴が音を鳴らす 鞘をこぼれた建前に 無様に足を取られるか 濡れ鏡ほどにあけすけに 内を語るか 選べばいい 咲いた枯れたを繰り返す輪に のまれただけでしょうか どうせなるのなら何者かに なってみせると ならねばならぬと はぐれ鳥の行く末は 己がものと重ねました 誰が為にも譲らない 道は曲げてつくるもの 西へ東へ乱れもせぬ 隊伍を抜けて采を投げた 月明かりに照らされてひとつふたつ 建付けの悪いガタついた扉を こじ開ける はぐれ鳥の行く末を 浅はかにも決めつけて 己の道の行く末を 知らずのうちに決めつけた はぐれ鳥の行く末は 己がものと重ねました 誰が為にも譲らない 道は曲げてつくるもの 西へ東へ乱れもせぬ 隊伍を抜けて采を投げた