風に吹かれて傷つくような そんな季節に謳われながら 熱すぎる吐息が流れたら ひとまわり小さくなったようだ 歩幅が合わずに泣いている 生き物たちは黙ってる 喉の曇りが晴れてゆけば あたりは花盛りに 君が放った言葉は一瞬で風化するわ 小動物になった 行き場なくした 耐え切れなくなった 怖くないけど、僕はひとりだった 逃げられなかった 小動物になった 冬は寒かった 鉛色になった 感情的になった 小動物だった 雨に打たれて、身は粉々に 戯言ばかり見えてくる あの日、 君が言わんとしていた意味が 分かったよ、今になって 愛しいあなたの腕に抱かれたい でもこれからは離れてく、 忘れないでね ああ、 声出す言葉さえも分からないよ ねえ、誰か笑ってよ、 少しでもいいんだからさ アタマ 溢れ出す砂と真っ赤なしおり 何度立ち上がっても、 僕は言えなかった 君が放った言葉は永遠に続く続く、 綴る 小動物になった 行き場なくした 耐え切れなくなった 怖くないけど、僕はひとりだった 逃げられなかった 小動物になった 冬は寒かった 鉛色になった 感情的になった 小動物だった