灼熱の太陽で俺の黒いスーツは 真っ赤に血塗られた 錆び付いた満月の夜 ペテン師が騒ぎ狂って今日を欺いた 陽炎の中に揺れる 君の姿とダンスした 失い続けた時間(トキ)が奏でる ヴィオラの音色が回想の渦へ モノクロのカンバススカイに 白い天使を描き残した ロシアンブルーの色した 悲しげな目だけを残した 凍りついたこの砂漠で 熱望は辺りを照らし 欲望は砂へ溶けて行く 全て脱ぎ捨てて、 濡れる君の白い肌に触れた 正しさは過ちに敗れ、 繰り返し奪い去る 鮮やかなコントラスト 新緑のポークパイが 闇夜をすり抜け野心を暴く やり場のない苛立ちのライフルを、 こめかみに当て引き金を弾く モノクロのカンバススカイに 白い天使を描き残した ロシアンブルーの色した 悲しげな目だけを残した 少年