優しさは色褪せ 右腕の肌の色も 銀色に変わり果ててしまった 投げつけられる石と罵倒に 引きずる手足と傷ついた心 感情の設計書を手に タイムマシンに西暦打ち込む ニュータイプが淘汰する 銀色世界を背にして飛び立った 肌色の僕は この星に住む資格はないの? 溢れ出した劣等感 流星涙はただ隣を通り過ぎるだけ 僕なんて見てないのに 無数の星の入り口に立ったら 消えかけた紋章をかざし 開かないドアを叩いた 水溜りに映る泥だらけの顔 月明かりだけが優しく照らすんだ いくつもドアを叩いて回ったって こちらからは開きやしない もう誰の指図も受けない 僕は肌色の住民さ ドアはあちらから開くだろう