長袖

歌詞

屁理屈と駄々を捏ねるのは得意で 涙が出なくなったのは 枯れたからじゃない 咎められてむきになっただけなんだ 死にたいんじゃない消えたいだけさ 優しいままで 爪弾くギター 言葉遊び繰り返して 気付けば終わる今日の端で 刃物見つめて 自分の顔なんてもう 忘れてしまったが 酷い顔してるのは分かるんだ ねぇそうでしょ? 時は僕らに残酷に張り付いて 綺麗なものを見せろと急かすんだ 明日は望んだ者にしか見えないと 知った僕は 1人で刻んだ 過去の箱庭でかくれんぼ 夜が明けちゃった 午前5時の鐘に気付かなくて 少しだけお腹空いたな コンビニで廃棄寸前の愛を温めて 「ひとりにしないで。」 動き出した街で呟いた 笑っちゃう様な 誰にも見えない様に隠していた 言葉はどこかで失くした 始発で流れ出した命と日々の中で 光を恐れた瞼が錆びついて お前の居場所は此処だと言うんだ 縺れた足が僕より先に諦めるから 言い訳を今日も綴って 慰める様に 肌色のキャンバスに描いたんだ 嫌われない様に 誰にも見えない場所選びながら 少しだけ肌寒いから 大丈夫 丁度良かったなんて 言い聞かせて 心配しないで 優しさが弱さを照らすみたいだ 笑えないよな どこまで我儘な存在だって 惨めで 不意に溢れた 体温で触れようとしてくれた 証拠なのに 今日と道連れに暮れた僕に 今はもう無い撫でてくれた手 綺麗なものが見たいと言った 僕らの痛みは美しかった 優し過ぎたの?冷た過ぎたの? 答えを欲しがるだけで何処へ? 塞いだ耳も閉じた眼でさえ こんなに生きたいと叫んでるんだ 待ち草臥れて 朝日が呆れた顔を出すんだ 僕らの夜も 何もかも全て塗り潰して 本当に腹が立つよな でもさ答えなんか出なくても また会えたよ 心配しないで そんな事出来なくたって良いんだ 僕らの傷を 誰も欲しがりなんてしないさ どこかに隠さなくても 大丈夫 体温に触れようとした 証拠だから 衣摺れの音が聴こえなくなった頃 優しい程の眠気が襲うんだ もう一度全てやり直したって 良いから少し眠るよ おやすみ。