AWA

涙彩画

Track bybookman

32
1
  • 2017.08.16
  • 5:36
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歌詞

ある日母が言った昔から静かに涙を 流す子だった 覚えてないけど 言いたい事はあった それでも言葉にすると 失くなっちゃいそうで言えなかった 押し殺して積み重なった 感情廃棄物の残骸 この中から意味を見つけ 出すのはもう無理かな 道徳の時間に習った心と心のお話 使い方も分からないまま 大人になった 描き方を忘れた世界を手探りで探す 日々 滲んでしまった輪郭の無い心を 探した 頬を伝う何かに気付かず 零れてしまった今日が 昨日に成り果てもう届かないなら 少しだけ眠らせてくれないか 環状線廻って行く ヘッドライトに照らされて 自分だけじゃ輝けなくて 妙に白い肌をなぞる 命の気配に触れたくて 刻まれた赤い線を辿れば 心の中で出逢った愛されたいと願う 君は 嫌われたく無いと呟く僕を置き 去った 結局嫌われたから水筒の涙飲み 干した このままじゃ乾いて死んでしまうと 思ったから 僕等の事を忘れた世界をちゃんと 嫌えたとしたら 今見える景色も少し違うかな なんてさ 埃をかぶったキャンバスに映る 描きかけの君が 光を失くした瞳で睨むんだ 「ごめんよ。」 此処に居たい? それとも嫌い? 愛されてない世界、愛せない 矛盾、理不尽と交差して 悲運な事故 失われた未来 優しい子だと 撫でられたあの日はもう 額縁の中だけの世界 今更何も描き足せやしないだろう 零れ落ちた涙が空白へと沁み込み 描いた 淡く儚い題名の無い絵が生まれた 明日には 消えてしまうかもしれないけど 忘れたくないんだ 僕等から溢れたこの色彩が心だと そう信じたいんだ

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