水無月を見ていた

歌詞

水無月を見ていた 環状線の端に 愛憎が独り立って居た 行方は示せないが せめて共に立って居よう 後悔は無いが満たされないこと あなたの目に映らないのだから いつか終わりが来る頃にそっと 枯れゆくのでしょう 絶え間ない群青 吹き荒ぶ風が追い越した 向かうべき場所を知るかの様に 新世界は永劫 ここでは届かないんだ どうか連れて行って 足が竦んで動けないよ 只、水無月を見ていた 環状線の端に 愛憎として立って居た 寄り添う慈愛が一つ 成程目に映らない 理解したんだ あの頃の私は 救いでは無かったようだ 形骸化した夕景 形骸化した群生 形骸化した集成 形骸化した統制 形骸化した麗容 形骸化した逸脱 聴こえている 私を縛るもの、全部 愁いを弔うこと その先に何が見えるか 絶え間ない群青 吹き荒ぶ風が追い越した 向かうべき場所見えた気がした 新世界は永劫 ここでは届かないんだ どうか導いて 足が竦んで動けないよ 只、水無月を見ていた 今、描いて 今、抱いて 今、思い起こせ 想起す 不出来な閃光を 今、描いて 今、抱いて 今、取り戻す 想起す 不出来な閃光を 水無月を見ていた 皆、月を見ていたんだ 誰も足を止めないように 己を映し出す