ああ、夢を見た 遠い、遠い夢。 もしも 聞いてくれたら 飽きさせないだろうさ 雨の日にはいつでも なぜだろう 向かい風 擦りむいて忘れた唄は道連れ 雪になった理由を 誤魔化さず教えてよ 傷が癒えた頃に、悲しみの後に。 ああ、見つけた そう、思ってた 今も静かなここは もう夢じゃないんですか。 寄りかかったはずみで たわむ窓歪む空 今もここで生きてしまう僕らは 音に置いて行かれた 寝言を書き集め 遠回りでいいよ どうせいつかは 消える世界さ 青かろうと 崩れる空さ。 ポケットの中 転んで壊れた ビー玉 そうして世界を 覚えてきたでしょ 晴れた日には背中を 撫でるような追い風 上を向いて書いた唄を道連れ 通り雨に流れた 涙は置き去りで 季節を追うように 歩いて行こうか