なぜ 僕が 風を読む まだ 痛む 目に入った砂 なぜ 僕が 波を書く また 軋む 大海の船 その目に映るはヒトの性と 滲む暇もない睡蓮 水面に見惚れて悩む彼に 青い花束を 波に揉まれて 消えたはずの星が 目を閉じても入り込めないほど 深い宇宙で 派手にはじけて 逆さまに変わってゆく 怖くはないから 逃げても追わないで なぜ 僕ら 騙し合う ただ 願う 絢爛な運命 その目に映るはヒトの性と 滲む暇もない睡蓮 水面に見惚れて悩む彼に 赤い花びらを 時に飲まれて 消えたはずの雪が まだどこかで降っているようだ 季節が嘘をつく 次の世界で 僕らまだ生きてたら 怖がらないから 必ずあの場所で 波に揉まれて 消えたはずの星が まだどこかで降っているようだ 季節が嘘をつく 次の世界で 僕らまだ生きてたら 怖がらないから 必ずあの場所で