夕暮れ街僕の見るものだけ 半分弱の「鮮やか」で 彼らは遊びだしてこの光景を 見ないまま大人になってくんだね 孤独を仮に育てた 空っぽな器な気がした この季節よ 思う人に伝える言葉だけ 「不確かさ」纏って 何か待っていても朽ち果てるだけ 想像よりも夜は寒いみたいだね 変わらぬ景色の中で 代わるがわる人が流れて したためた歌はいつか 変わる僕を救うから 寂しいんだよ まだ思い出でもない この場が愛しくて懐いんだ 正しさや可笑しさの 中で息をするよ いつまでも 漂う予感だけが まだ青い僕を包み生かした ともすれば明日が来る 諦めと期待と 祝福を まだ思い出でもない この時が愛しくて懐いんだ 特別な平凡の中から手を振るよ またいつか