愛とは許すも何もなく 所有する代物ではない はじめからね 君は誰のものでもないのに 皆気まぐれに手を伸ばして 我が物顔で掴みに来て 恨み辛み ぶつけて来る 理不尽な話でしょうが 今そこにある君を 作り出した魔法に ただひたすら 平伏すばかりさ 類い稀な奇跡と 澄み渡るような笑顔 それ以上に 何を求めるの 己の意味や姿かたちを 他人で計るのはよしとくれ 君の好きな物語を このまま仰いで尊べ 伝えられない言葉 風に飛ばされ消えた 僕の中を のたうち回って 互い違いの螺旋が 愛の気流で昇った 結ばれずに 星空に散った 声なき声を聴こう 見えざるものを見よう その肌で感じ取ろう 今そこにある君を 作り出した魔法に ただひたすら 平伏すばかりさ 類い稀な奇跡と 澄み渡るような笑顔 それ以上に 何を求めるの