口ずさむのは 憧れの歌 身も心も離れられない 激しく儚いメロディー すり切れるほど 聴いたレコード くじけそうな時にはいつも マージービートの波間に あの声が 聞こえてる それだけで 歩き出せる なにもなくて 全てがあった あの日に帰るから 笑い転げた 夏の日差しも 泣き明かした冬の夕べも 重ねた声で包み込んで やるせない 胸の思いを かき鳴らすギターに乗せて 眩しくて 切なくて 嬉しくて 涙がでる 顔を上げた 先に広がる 抜けるような空に あの声が 聞こえてる それだけで 歩き出せる なにもなくて 全てがあった あの日に帰るから ずっと追いかけるから