6月のおそい東風が吹き抜けて折り 返し 川に流した写真の僕らは花びらを 待っている 四季はだらだらとただ繰り返し 僕はうつらうつらとまだ 寝ぼけていた カメラに映った私はとても醜い 春はまだかい 春はまだかい ほとんど空っぽの僕の心あげたい 君は見てるか 教えてくれないか とっくのとうに春は過ぎたよと あの日滲んだ花びらで占い 落ちて吹かれてとうに忘れました あなたがゆるした心を僕にください 桜花が舞い雨に変わる前に ほとんど空っぽの僕らは手を 振り合い 春が来たらまた出会ってくれないか 例え誰もが僕を忘れてしまっても
