透明の傘を回す ゆるりゆるりと フォール&グロー 雨の暇 僕はくるり 振り向いた時そばにいてね 公園の朝の水場 犬の鳴き声 少年の息は白く徐々に高く 寒いほどに恋しくなる あなたが好き 言葉にせず 季節めぐる ゆるりゆるり 氷飴溶けるように 美しい綿の雪がひとつ 手のひらへと落ちた頃に 思い出すように口ずさむメロディ 曇りゆく傘を閉じて あぁあなたのことが見えて 寒いほどに溶けてゆくよ 似合っていた色とりどりのメロディ 口下手な歌のこととか なんでか遠い昔のよう 通せんぼ 僕は少し立ち止まり 透明の氷の溶ける前に