夜の闇の中を駆けて行く 沈み行く心が染まって 求めてきては 寂しさだけを置いてゆく 君との過去を窓が写してく 夜が君がくれた体温をさましていく 忘れたくないのに あれ程まで焦がれたのに 重ね合った肌すらも 君のことを忘れてしまいそう 胸はこんなにも熱く痛むのに 窓の外の星が流れてく 溢れる思い出と共に 素っ気無い 君がくれる"愛してる"が 十分すぎるくらい嬉しくて 最期まで君の一番になれなかった 私の心にも鎮魂歌を歌ってよ 忘れてしまえたら どれだけ楽になれるか なんて思うけど そんなことできる訳がないから "「ねぇ」" "「君は私を どれだけ愛していたの」" なんて聞かないから "愛してるわ" "今" "歌う" "requiem" 夜も 彼も 私を一人 遺し逝くの あの夜と同じように またね 愛する貴方へ "さよなら"